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破壊屋情報

最終更新日:2008-05-17

お知らせ一覧(映画星取表)

プラマイゼロ   

プラマイゼロですが、精算方法を2種類に増やしました。実際はこんな風に使います。

2008-05-17

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ノー・カントリー・フォー・ミー   

最近は『ノーカントリー』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ミスト』と傑作映画が連続して公開されたので、映画ファンとしてかなり幸せな日々だった。いずれの作品も鑑賞後の余韻が後を引くタイプで、演出・脚本・セリフの細かい意味を頭の中で反すうするように楽しめる。

でも気になることがある。僕はこの3本の映画を川崎まで行って観に行った。つまり横浜駅周辺では上映していなかったのだ。横浜にシネコンが出来て「やったー!JRを使わなくても観られる映画が増えた!」と喜んだのは一瞬のことだった。結局今もJRを使って映画を観に行っている。


映画興行において一番重要な時期の1つであるゴールデンウィークの興行にも気がかりな現象が起きた。洋画の低迷が決定的になったのだ。じゃあみんなは映画館へ何を観に行ったかというと『相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』というわけだ。『ノーカントリー』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ミスト』のような傑作映画よりもCMでやっているわかりやすそうな映画を選ぶ。

最近はシネコンに行くたんびに、上映作品のラインナップが邦画&洋画の吹替が大半を占めていて驚く。とあるシネコンでは8スクリーン中6スクリーンが邦画だったし、ゴールデンウィーク中に行ったシネコンは日本映画のチケットのみが完売していた。

儲けの場所をテレビから映画へ移しているジャニーズの力も凄く感じる。シネコンの「上映中作品」と「上映予定作品」にジャニーズタレントがいない日のほうが珍しい。

洋画よりも邦画のほうがヒットするのは、日本の企業が今の日本人たちにウケる商品を作っているからだ。
それと若い人たちが字幕を敬遠しているのも要素だ。高校教師の友人や映画会社の人と飲んだ際に「若い人が字幕を読めない」という話になった。それだと高校のイベントで流せる最近の外国映画となると、吹替版がある『ジャンパー』『スパイダーウィック家の謎』くらいになってしまう。そして吹替の声優にもこれまたジャニーズタレントが活躍する。


最初に挙げた3本の映画は川崎まで行けば観れたのでまだマシだ。都心のミニシアターまで行かないと観れない映画、DVDでしか観れない映画、DVDですら観れない映画まである。まあとにかく日本映画が強くて外国映画が追いやられているわけだ。

僕は日本人なんだから日本映画が興行面で強くなっていることは喜ぶべきことだ。『隠し砦の三悪人』は悪い映画じゃなかった。未見だけど『相棒』も同じだと思う。ジャニーズタレントが出ている『しゃべれども しゃべれども』は良い映画だ。でもここ数年の日本の映画興行に「質の悪いモノが売れたせいで、質の良いモノが消える」という現象も確実に起きている。


(これから書くことはミニシアターの良作を無視してレニー・ハーリンやローランド・エメリッヒの作品を喜んで観ている僕が書くことじゃあないので、「破壊屋管理人=バカ」ということは一瞬でいいので忘れて、下記を読んでください。)

僕が高校生の頃はこんなこと言われていた気がする。でも今はアメリカ人のこととは思えない。「アメリカ人」を「日本人」に置き換えたほうがシックリくる。

自国映画好き=バカ、外国映画好き=頭良いということじゃあない。今の観客が映画を鑑賞して味わったり理解しようとする作業を避けているので、それが「字幕を読まない」「外国映画を観ない」という現象に結びついているんだと思う。

2008-05-15

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2008年のベスト映画   

もう今年のベスト映画は出揃った気がする。以下が僕の予想。

2008-05-15

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紀元前1万年   ★★

『紀元前1万年』を観てアメリカがゴメンナサイと謝っている人民革命映画だと思うような人間が、映画批評家を自称していることが恐ろしい。前田有一氏ってもしかしてローランド・エメリッヒがアメリカ人じゃないってことを知らないのか?超映画批評で『インデペンデンス・デイ』を人民革命ムービーと評しているのは笑ったけど。

『紀元前1万年』は確実に『アポカリプト』のフォロワーとして出てきた映画だ。ゴメンナサイとは関係無い。ただ『紀元前1万年』と『アポカリプト』には大きく違う点がある。まどぎわ通信さんの文章を借りれば

コーカソイドのヒーローがモンゴロイドやネグロイドなど全人類連合軍を率い,世界を滅ぼそうとする敵と戦う

ということだ。非白人を主人公にして[白人の侵略までを匂わせた]『アポカリプト』とはここが大きく違う。

『紀元前1万年』は白人酋長モノの要素を持っているとも言える。白人酋長モノという言葉は映画評論家の町山智浩氏がよく使う言葉で、白人が非白人部族のリーダーとなる映画だ。クライマックスで日本人たちが[トム・クルーズに土下座をする]『ラストサムライ』も白人酋長モノと言える。
『アラビアのロレンス』からの流れを受ける『紀元前1万年』も白人の主人公がいろんな民族を率いて敵と戦う。『紀元前1万年』のナレーションは『アラビアのロレンス』に出ているオマー・シャリフだ(『紀元前1万年』で人種のバランスを取るのは、映画に出るたんびに人種のバランスを取っているクリフ・カーティス)。
『紀元前1万年』をわかりやすく説明するために「白人酋長」という言葉を使ったが、『紀元前1万年』には「酋長」的な要素が弱いので、既存の白人酋長モノと同じくくりにすると少しズレてしまう。実際のところ『紀元前1万年』はアメリカ人にとってわかりやすい人間を主人公にした「ヒーローもの」だ。ローランド・エメリッヒ(愛称:エメ公)が今まで作ってきた映画とやってることは同じ。紀元前1万年を舞台にしてもアメリカはこういう映画を作ってしまうんだな。


僕はエメ公の特撮が大好きなので、この映画もそれだけを楽しむつもりだった。しかし『紀元前1万年』は珍作だらけのエメ公のフィルモグラフィーでもブッチギリの珍作だった。以下でストーリーをネタバレ込みで最後まで解説


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2008-05-13

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イベント色々   

ホット・ファズのチラシ配布イベント
僕は誘導係やってた。みんながチラシを受け取った後に
「僕たちの敵はクリスタルスカルとポニョです。絶望的な戦いですが勝ちましょう!」
と言っておいた。ギャガの人が「それはちょっと難しい」と言っていた。 でもたった一つだけ『崖の上のポニョ』に勝てる可能性があるんだよ!それは、宮崎駿がガールフレンドにイタズラ→逮捕→公開中止という可能性!

と思ったが宮崎駿や大林宣彦は少女に絶対に手を出さないからこそ、その少女への想いを作品にぶつけられるんだよな。
シンプソンズのファン感謝祭
スパイダーマンの格好をしてホット・ファズのチラシを配るということだったけど、受付が来場者全員にチラシを配ることになったので、僕は単にスパイダーマンの格好をしている人だった。事前に『ホテル・ルワンダ』『シンプソンズ』『ホット・ファズ』などの署名運動映画を取り上げたポスターを作っておいたのでそれを掲げてうろついていた。
隠れてスパイダーマンに着替えている最中に、偶然僕を見つけた侍功夫さんに声をかけられたのは恥ずかしかった。
ファン感謝祭はすばらしかった。壇上ではオリジナル声優たちが涙をし、客席ではシンプソンズファンたちが涙しているという凄い状況。この愛があったからこそ、オリジナル声優を取り戻すことが出来たんだな。
日本でもコンベンション形式のイベントが大成功できることを証明したのは、今後の良い例になると思う。ただその後に主催者の方たちとお会いして色々お話を聞いたが、50人ものボランティアスタッフが相当苦労したというので、やはり簡単には出来ないんだなということも実感。
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GW中
映画『靖国』を観に渋谷へ行ったら、昼なのにその日のチケットが全て売り切れ!思いっきりガッカリしていると、またもや偶然僕を見つけた侍功夫さんに声をかけられる。僕は前日に『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を観ていたので、侍功夫さんの『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』評について質問できてラッキーだった。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』評はLucifer Risingゾンビ、カンフー、ロックンロール(侍功夫)、まどぎわ通信の3箇所の評がすばらしい上に、それぞれが微妙に違うので大変面白い。
ホット・ファズのトークイベント
トークイベントの会場は新宿2丁目のバーだった。というわけで弟と一緒に新宿2丁目のバーへ。弟と一緒に新宿2丁目のバーへというのも凄い状況だな、親は泣くぞ(話したら笑っていたけど)。
会場では友人の藤渡さんと一緒にいたんだけど、チラシ配布イベントで出会った人や、シンプソンズファン感謝祭のスタッフたちとも再会。
トークイベントではサプライズゲストとして………サイモン・ペッグとエドガー・ライトが登場!すげえ!この二人は本国では売れっ子だしアメリカにも進出しているので、ここに登場するのはかなりの大事!トークイベント主催者のわたなべりんたろうさんも凄いなぁ。サイモン・ペッグには「HAKAIYA Simon Pegg」というサインが貰えた。山下敦弘監督もいたので少しだけ挨拶した。

この写真はイマイチだが、サイモン・ペッグはかなりの男前だった。僕にはサイモン・ペッグ=電気屋のボンクラのショーンというイメージが強いので、ちょっと残念。
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サイモン・ペッグとホット・ファズ・ガールズ(BY中野貴雄監督)
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2008-05-11

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ミナサン、コニチワ   

外タレが挨拶する映画の予告編がよくある。『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のスティーブン・スピルバーグの日本語挨拶は「この仕事もう慣れましたよ」感が漂っていて面白い。
ところでスティーブン・スピルバーグの隣に座っていたのはジャバ・ザ・ハットだよね?アゴの動きがソックリ。

2008-05-11

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『少林少女』の脚本の酷い部分ベスト10   

『少林少女』は十分な準備期間があった映画とは思えないほど酷い。柴咲コウが本当に血の滲む想いをしても、優秀な女優たちを集めてラクロスチームを結成しても、結局全てがブチ怖しとなった。
『少林少女』が大批判を浴びる映画となってしまった原因は製作側にあるわけだが、とりわけ十川誠志が書いた脚本が凄い。
ここまで出来が悪い脚本が商業映画に使われるのは奇跡だ。「愛とか正義とか癒しとかラクロスとかキーワードだけをブチ込んどきゃ流行は作れるんだよ!というのがフジテレビの考え方だが、だからといって本当にキーワードをブチ込んだだけの脚本を書きやがった。というわけで僕が唖然とした『少林少女』の脚本の酷い部分ベスト10!


第一位:クライマックスでどうして柴咲コウがあの場所に突撃するのか説明がない。
「あの場所」とは大学内の施設。施設についての伏線は「あそこはトレーニング施設です」という台詞が前半にあるだけ。施設で中国人美少女が囚われていたのも単なる偶然だった。
ハリウッドでこんな脚本を書いたら二度と仕事が来ないよ。こんな脚本家に仕事があるのは日本映画界だけだろうな。
第二位:前半と後半で矛盾が発生している。
「仲村トオルにとっては力よりも美」→「だから仲村トオルはラクロス部設立」というのが前半だったのに、後半で「柴咲コウがラクロス部の中心人物になる」→「仲村トオルは柴咲コウを倒そうとする」という矛盾した展開になる。これはラクロスのストーリーと少林拳のストーリーが融合していないのが原因。
さらに言うと仲村トオルの「ただ力を欲する」という設定とも大きな矛盾を引き起こしている。
こんな酷い脚本を書く十川誠志も凄いが、この脚本を没にしない本広克行と亀山千広も凄い。十川誠志って亀山千広の弱みでも握っているんじゃないの?
第三位:クライマックスで柴咲コウが台詞じゃなくて単語を連発。
ここ数年の日本映画の悪い癖として、説明的な台詞で映画のテーマをベラベラと語ってしまうというのがある(『ゲド戦記』とか)。しかし十川誠志は説明すらしなかった。そのために愛と癒しのクライマックスで柴咲コウが「宇宙」「キラキラ」など単語のみを連発。まるで心のビョーキみたいな人になってしまった。こんなんで感動する人がいるってのは結構恐ろしいことだと思う。
第四位:脚本家がラクロスを知らない。
セリフに専門用語無し。パンフレットではポジションが存在したけど、多分脚本上は登場人物のポジションすら決めてないね。
でもこれって十川誠志が悪いんじゃなくて、おそらく
「すいません、私ラクロスわからないんですけど」
「脚本にはラクロス無くていいよ。あとは現場で何とかするからさ」

という話が行われて、現場で何とかならなかったんだと思う。そういや「事件は現場で起きてんだ!」とかいうくだらない映画があったな。
映画本編ではみんなで練習するシーンがモンタージュ、みんなで試合をするシーンはダイジェストになっており、ラクロスを描写することを全力で回避している。
第五位:ラクロスのチームプレイを学ぶためにサッカーをやる。
ラクロスやってチームプレイを学べよ!これも脚本家がラクロスを知らないことの弊害だよなぁ。
第六位:柴咲コウは大学生じゃないのに大学のラクロスチームの選手
これって普通の発想じゃないよね。フジテレビの発想だよね。自分がスポンサーのチームのためなら何でもやるという発想。この映画に出てくる悪の大学って何となくフジテレビに似ているんだよなー。
第七位:話の本筋が存在していない。
ムチャクチャな映画だと思われている『少林サッカー』。あれは少林拳の達人たちが「少林拳の使い手だからって実生活には何の役にも立たんよ!」ということでショッパイ人生を送っていたが、少林拳をサッカーに応用することでショッパイ彼らが輝きだす。という単純だがシッカリした本筋が存在する。だからこそ[「街中に少林拳がある風景」]を主人公が見ているラストシーンが活きてくる。
しかし『少林少女』には本筋が存在していない。少林拳を普及させたいの?ラクロスで勝ちたいの?悪と戦いたいの?悪を愛したいの?仲間を見つけたいの?どれが本筋なのかサッパリわからない。
第八位:理由もなく瞬間的に悪が癒される。
ここ数年の日本映画の悪い風潮が、さらに醜悪な形となった。癒しの理由が特に無いのも恐ろしい。大川隆法でも池田大作でもこんな展開は発想できないよ。
第九位:登場人物に背景が存在していない。
柴咲コウはどうして凄い力の持ち主なのか?仲村トオルはなぜ力を欲するのか?江口洋介は何がしたかったの?中華料理屋にいた仲間たちは何なのか?登場人物たちの背景がさっぱり見えてこない。背景が存在してないので、柴咲コウは仲村トオルを大学内で見かけただけなのに戦いを挑む。という妙な展開になる。
第十位:ラクロスチームに問題点が存在しない。
「落ちこぼれたちがアイスホッケー」「素人たちが相撲部」「男の子がシンクロ」「不良たちが甲子園を目指す」。チームの物語の基本だ。「乗り越える」「成長する」、『少林少女』にはそんな基本的な要素すら存在しない。それで映画作って観客が感動するわけないじゃん!
次点:柴咲コウが少林拳を教える相手は、少林拳の達人4人と一緒にいる中国人。
少林拳を教える意味が見えてこない!人物配置は脚本の重要なポイントだが、ここまで豪快な人物配置のミスは珍しい。

2008-05-09

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フレガール   

石原さとみの新作映画に『フライング・ガールズ』というのがあって、以前ネタにしたけどこのタイトルはどうしても『フラガール』を連想する。その後『フライング・ガールズ』は『フライング・ラビッツ』に改題したので一見落着と思いきや…。
新垣結衣の最新作のタイトルが『フレフレガール』!!(文字は『フレフレ少女』)こんなゲシュタルト崩壊が強烈に発生しているタイトルを映画につけるわけがないので子供向けギャグ漫画が原作かと思いきや、オリジナル企画らしい。悪い冗談だ。『君空』を映画化したほうがまだマシなんじゃない?

↓これがフレガール。瀬戸内寂聴の自伝の映画化というわけではない。

こんな子にポッキー貰っても嬉しくない(というのは嘘だけどさ)。

2008-05-09

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前田有一氏は大丈夫なのか?   

前田有一氏はどうしたのだ?昔から酷い映画批評家だったけど、ここ最近は益々酷いことになっているぞ。『紀元前1万年』を「反省ゴメンナサイの人民革命ムービー」だと言い張っている。今、彼の思想に何が起きているのだ?


そして『紀元前1万年』が『北斗の拳』と被った僕も大丈夫なのだろうか?

2008-05-06

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よけてみな!   

高速で叩き込まれる鉄の弾。人間には絶対に避けることができない死の運命。だからこそ………避けるんだよ!
弾丸回避。漫画だったらある程度は簡単に表現出来るが、映画において弾丸回避の演出は非常に難しい。ハリウッドはそれでも果敢に弾丸回避を演出してきた。現在公開中の映画『NEXT』が新たなる弾丸回避を表現したので、これを機会に弾丸回避についておさらいしてみる(削除しちゃいましたが、旧破壊屋でやった企画です)。

モダン・タイムス
最初に弾丸回避にチャレンジしたのは喜劇王チャーリー・チャップリンだった。違ったらゴメン。
映画『モダン・タイムス』で、ドラッグ食ってハイになったチャップリンが拳銃の弾丸を避けるギャグは今観ても爆笑できる。
演出方法は簡単。チャップリンが高速で小刻みに動いていて、その後ろの壁で火薬が破裂しているだけ。それでも弾丸を避けているように見えるのが映画のマジックだ。
レモ/第一の挑戦
朝鮮半島に伝わる伝説の武術:シナンジュ。アメリカ人レモがシナンジュを身につけ弾丸を避けるまでに成長する!
映画『マトリックス』公開時には極一部の映画オタクたちが「マトリックスよりもレモのほうが先だぜ!」とネット上で騒いでいた。僕は『レモ/第一の挑戦』が未見だったので、「こいつら何言ってんだ?」と思っていた。しかし『レモ/第一の挑戦』を実際に鑑賞して納得!シナンジュすげえよ。
ネタバレしても構わない人はリンク先のYOUTUBEでシナンジュの弾丸回避を見ることができる。チャップリンの弾丸回避からさらに進歩して、編集を切ることで弾丸回避を表現している。この動画を見た人は笑ってしまうだろうが、映画全編を通してみると意外と本気で驚愕するシーンなんだよ!でもこの動きは本気で爆笑モンだなぁ。腕の使い方がいいよね。宴会芸とかでマネしたい………みんなが『レモ/第一の挑戦』を鑑賞済の宴会なんてあるのかな?
マスク
『レモ/第一の挑戦』は編集で弾丸回避を表現していたが、CGが進歩してくると編集を切らずに弾丸回避を表現できるようになった。『マスク』では怪人が体をゴムのようにひねって弾丸を避けた。股下をびよーんと伸ばすのがこのギャグのオチだった。ワンピースのルフィもこういうことはやらんな。
マトリックス
そして弾丸回避の頂点が登場した!超スローモーションの弾丸と海老反りしたネオを高速回転するカメラが捉える。この演出は映像革命を起こし、世界中の映画がマネをした。こうして弾丸回避はマイナー演出から一気にメジャー演出になった。公開当時は僕も一日一回はマネしていた。ウィキペディアの荒川静香(フィギュア金メダリスト)の項目にも「荒川静香は高校時代、映画『マトリックス』の海老反りを観てイナバウアーを思いついた」とは書いてなかった。
しかし過去の弾丸回避に比べると、「コケている」「弾丸がカスっている」点でマイナスポイントである。やはりここで注目すべきはエージェント・ジョーンズの動きのほうだ。

安定した下半身が余裕を感じさせる。ネネはエージェント・ジョーンズの下半身を狙えば良かったんだよ。そうすりゃもっと面白い動きが見れたのに。
バレット・モンク
マトリックス以降の弾丸回避は多すぎるので、取り上げるのは一本に絞る。原題『バレット・プルーフ・モンク』は直訳すると『防弾坊主』だが、これを『弾丸坊主』だと言い張った日本側の宣伝戦略は実に正しい。
チョウ・ユンファ演じる僧侶が持つ秘術を極めると、弾丸を避けることが可能となる。果たしてアメリカ人の主人公(ショーン・ウィリアムス・スコット)はバレット・プルーフ・モンクになれるのか?というストーリーの映画で、クライマックスの弾丸回避にはストーリー上のトリックも仕掛けられていて結構楽しい。
しかし中国人のチョウ・ユンファがチベットの僧侶を演じるのは、今となってはアレだな。
NEXT
そして2008年、再び新たなる弾丸回避が生まれた!以下は『NEXT』のネタバレなので注意。この演出を文章で説明するのは難しいのだが、一応説明してみる。
『NEXT』の主人公ニコラス・ケイジは二分先の事象を先読みできる。で、この映画は「先読み」を表現する時に、「先読み前のニコラス・ケイジ」と「先読み後のニコラス・ケイジ」を画面に登場させる。つまりニコラス・ケイジが二人出てくるというわけ。 [ニコラス・ケイジは「先読み」を使って弾丸の軌道を読むのだが、弾丸は何発も叩き込まれるので画面上には大量のニコラス・ケイジが登場するのだ!]結局は↓の画像と同じ演出だが、『NEXT』の場合は胡散臭さとオッサン臭さが画面に溢れているので、なかなか衝撃的である。

っていうか↑の画像だとエージェントは弾丸を全部避けているけど、[『NEXT』の場合は最後のニコラス・ケイジ以外は全員弾丸が命中しているんだよなー。]

2008-05-06

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